「相続登記は、やらなくても特に問題なかった」
以前は、そのように考えられていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、相続登記は法律により義務化され、相続人が対応すべき重要な手続きとなりました。
この記事では、相続登記の義務化によって何が変わったのか、そして相続人が具体的にやるべきことを、分かりやすく解説します。
相続登記とは?
相続登記とは、亡くなった方の名義の不動産を、相続人名義へ変更する手続きのことです。
対象となるのは、
- 土地
- 建物
- 実家・空き家
など、登記されている不動産すべてです。
相続登記はなぜ義務化されたのか
これまで相続登記は任意だったため、
- 相続後も名義変更されない不動産
- 相続人が分からなくなった土地
が全国で増え続けていました。その結果、
- 売却できない
- 管理されない
- 災害復旧や再開発が進まない
といった社会問題が発生したため、相続登記の義務化が行われました。
相続登記の義務化で何が変わった?
① 相続登記が「義務」になった
相続で不動産を取得した相続人は、相続を知った日から3年以内に相続登記を行う必要があります。
② 正当な理由なく放置すると過料の可能性
期限内に相続登記をしない場合、正当な理由がなければ過料(罰金)が科される可能性があります。
「忙しかった」「よく分からなかった」だけでは、正当な理由と認められない場合もあります。
③ 過去の相続も対象になる
義務化は、すでに発生している相続にも適用されます。
「何年も前に相続した実家」、「名義が親のままの土地」も対象となるため、注意が必要です。
相続人がやるべきこと① 不動産の有無を確認する
まずは、相続財産の中に不動産があるかどうかを確認します。
- 固定資産税の納税通知書
- 登記情報
- 実家や土地の有無
をチェックしましょう。
相続人がやるべきこと② 相続関係を整理する
次に、
- 誰が相続人なのか
- 相続人は何人いるのか
を確定させます。
戸籍の収集が必要になるため、この段階でつまずく方も多くいらっしゃいます。
相続人がやるべきこと③ 誰が不動産を取得するか決める
不動産は分けにくい財産のため、
- 誰が相続するのか
- 共有にするのか
を相続人全員で話し合う必要があります。
この話し合いがまとまらないと、相続登記を進めることができません。
相続人がやるべきこと④ 必要書類をそろえる
相続登記には、
- 戸籍
- 遺産分割協議書
- 印鑑証明書
など、多くの書類が必要になります。
不備があると、何度もやり直しになることがあります。
相続登記を放置するとどうなる?
相続登記をしないまま放置すると、
- さらに相続が発生し、相続人が増える
- 話し合いがより困難になる
- 売却や活用ができない
といった問題が起こります。
結果的に、手続きがどんどん難しくなってしまうのが現実です。
自分で進めるのが不安な場合は
相続登記に関する手続きは、
- 相続人の確定
- 書類作成
- 関係者との調整
など、専門知識と手間が必要です。
「何から始めればいいか分からない」
「途中で止まってしまっている」
そのような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
まとめ|相続登記は早めの対応が重要です
相続登記の義務化により、不動産の相続は「いつかやる」ではなく「必ずやる」手続きになりました。
- 不動産があるか確認する
- 相続人を整理する
- 早めに手続きを進める
ことが、将来のトラブル防止につながります。
相続について、
「何から手を付ければいいか分からない」
という方は、お早めにご相談ください。
当事務所では、山形市・天童市を中心に、相続手続き全般についてのご相談をお受けしています。
状況を整理し、必要な対応を分かりやすくご案内します。

